2009年 10月 26日
東京モーターショーに行きました。 生憎の雨だったり、不景気によってものすごい規模縮小だったりして、かなり迫力不足ではありましたが それでも見るところは少なからずありました。 ただやっぱりさびしい感じは否めませんでした。 もう自動車業界にとって日本市場の魅力は薄れているってことなんでしょうかね。 まずはトヨタのプラグインハイブリッドを見に行きました。 ブルーメタリックな感じがかっこよかったけど、なんだろうね。 思わずひきつけられるわけでもなく。 以前から疑問に思っていた、 電気自動車の内部に充電機能を付けて内臓バッテリー化するんではなく。 バッテリー自体を規格化して、乾電池の要領で扱い、充電は外部で行う方法は検討していないのか 聞いてみたところ、「将来的にはその方向を検討しなくちゃいけないと思っている」 とのこと「ただ今は、バッテリーが発展途上なので規格化する段階には無いと思っている」 とも。 まぁ 予想していた事ではあったので、そうだよねぇ~って納得してはいたんですが 「リチウムイオン電池で正しいのかすらも疑っている」という返答がきたのには少し驚いた。 続いて目に留まったのが、豊田紡織。 車のシートとか内装を扱っている会社。 今回初出展らしい。 カラフルなシートが並ぶ。 ここの展示で凄かったのが、 電気自動車の登場を見越してボンネットや車体に繊維による装飾の提案をしていたところ。 エンジンがなくなると廃熱面の問題がなくなるので、車体が金属である必要は無い。 するとボンネットなどに炭素繊維やシートに使うような繊維を防水加工して使うことも可能。 それによって軽量かつ、自由な装飾が出来るようになるという提案。 凄く先を見通していていい内容だったと思う。 わくわくしました。 将来の車は凄く自由な装飾でカラフルになってるかもね。 あと、国内企業の展示で気になったのは、親水加工されたミラー。 だいぶ前にテレビ東京のトレ玉で取り上げられていたけど、初めて生で見ました。 簡単に言うと、ミラー(主にサイドミラー)に付く水滴を今までのように撥水で対処するのではなく 親水(ミラー表面に水の薄い膜が出来るように)加工したもの。 お風呂のガラスに水をかけると、一瞬見えるようになるのを長続きさせると思えば。。 それぐらいでした。 凄く気になったのは、韓国のメーカーが出してた小型電気自動車。 ゴルフカートみたいな感じの簡単なものではあるんだけど、 「電気自動車って実はその程度のものでも十分な人、多いんじゃないのかな。」って時々思うんです。 たいていの一般車は遠征するよりは、近場グルグルする事が多いし そんな時速100kmをガリガリ出さなくても、数十キロ走行できるだけで事足りるかもしれない。 今までのように いかにも自動車!って感じである必要は無いのかもしれないし ちょっとそこまで程度のものでも十分かもしれない。 (特に都会では) そう考えれば、安価で簡単な小型電気自動車の方が売れそうな気がする。 例えば、法律が変わって都内は排ガス規制で電気自動車以外は税金を取るだとか、 小型電気自動車の税金がバイク程度になったら、 今の若者は飛びつくんじゃないかな。 別に車にそこまで多くを望まない人。潜在的に多いと思うよ。 自動車=負債っていう考え方だってあるくらいだし。 今の日本メーカーにそういった発想での展開があまり見られてないことが、怖いと思った。 CEATECと見比べて、「ちょっと旧態依然としてはいないだろうか日本の自動車業界」と感じたのでした。
by hves
| 2009-10-26 23:54
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